隣の家族は青く見える 3話 不妊治療に苦しむ人達の悩み

感想

タイトルこそ「隣の家族は青く見える」ではありますが、ドラマも3話になり、もはや少なくともコーポラティブハウスの住人達は皆、すでに“青く”は見えない状況になってきました。

それぞれに重い問題を抱える住人達の詳細が徐々に浮き彫りに…。以下、第3話の感想です。

北村匠海さんの魅力が炸裂!

今回出番の多い朔役の北村匠海さん。本当に素晴らしいです。なんというか人懐っこさとちょっとした色っぽさみたいなものが同居し、とてつもない魅力を放っています。

そして奈々と朔の“奈々ちゃん・朔ちゃんコンビ”の可愛らしさといったら。シビアな展開のあとに二人が花壇でわちゃわちゃしていると本当に和みます。ただ夫の大器にしてみれば気が気じゃなかったでしょうけれど…。

でも今回朔がカミングアウトしたことで一安心。小笠原家と渉・朔カップルの両家はなんだかうまく協力していけそうな気がします。うまく信頼関係が築けられれば、コーポラティブハウスも悪くないですね。

“クローズド”と“リセット”

今回のドラマの中でふたつの専門用語がでてきました。一つ目は「クローズド」。セクシャリティを世間に公表していない、隠している状態を指すようです。

そして二つ目は「リセット」。これは不妊治療のなかでは、生理がきたことを意味するとのこと。こうした言葉は普段あまりなじみのない言葉なので、こうしてさらりとドラマの中で紹介してくれると非常にありがたいです。

LGBTの方や不妊治療をしている方への理解がより深まっていくような気がします。

ラストの奈々の心情吐露に思わず涙

不妊治療を始めてから、自分がイヤな人間になっていく、と涙を流す奈々に思わずもらい泣きしてしまいました。

おそらく不妊治療をしていると、街で会う妊婦さんや赤ちゃんを抱くお母さん、そして年賀状に写るファミリーの写真など、そうした喜ばしことの類に心から喜べなくなってしまうのでしょう。

ただでさえ治療費や仕事と妊活の両立で疲労困憊しているところへ、自分の中のドス黒い感情とまで向き合わなければならない。不妊治療というのは本当に過酷です。

世の中にはなんの苦労もせずに子どもに恵まれても、そのこどもを愛せず、粗末に扱う親もいるというのに、どうして奈々や大器のような善良な夫妻のもとに赤ちゃんは訪れないのでしょうか。理不尽な世の中を呪いたくなりますね…。

 

次回は奈々が人工授精へステップアップする、とのこと。またさらに過酷な治療が始まるのかと思うと、なんだか見ていて辛くなりますが、周囲の理解は得られるのでしょうか。今後の展開がますます気になります。

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