シグナル 工藤の誘拐の理由は?親子はそんなに酷いことをした?

「シグナル」6話ではかなりの怒涛の展開であり、工藤の娘・和美が焼死する衝撃的な映像や、桜井が冷凍車の爆発に巻き込まれて亡くなる、といった展開もあり、6話が終了した時点で、
“あれ??なぜ工藤は出所後に誘拐事件を起こしたのだろう??”
という疑問が湧いている方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
そこで工藤がなぜ誘拐事件を起こしたのかについてもう一度おさらいしていきたいと思います。
工藤の誘拐の理由
”矢部英介が自分の娘の救助を優先させたため”
工藤は警察に連行されるとき、親戚の叔母のところに行くよう娘・和美に指示。
“大丈夫だから”と娘をバスに乗せて見送りました。そしてその後に警察についたとき、ニュースを見て愕然。なんと和美の乗ったバスが事故で炎上し、窓から助けを求めるも、救助が後手にまわり、とうとう目の前で焼死する和美の姿が。
ドラマ『シグナル』6話。吉瀬美智子演じる準主役級のはずの桜井が
まさかの死亡。もうこのドラマ、徹底的に鬱展開すぎる^^;
まあ、これは流石に過去を変えて死んだのを無かったことにするんだろうな~。じゃないと、救いなさすぎだよ。#ドラマ #カンテレ #シグナル長期未解決事件捜査班 #シグナル pic.twitter.com/aek763oqig— おぷちー (@1amSyALWLj6AVcK) 2018年5月15日
そしてその様子をニュースで見るしかなかった工藤。なすすべもなく、ただただ大山とともに泣き叫ぶだけでした。
【コラム】坂口健太郎が追いかける“警察としてあるべき姿” 『シグナル』キーパーソンが変化#坂口健太郎 #シグナルhttps://t.co/r0Pws6siK5 pic.twitter.com/tHUW0k3zvu
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) 2018年5月16日
そしてどうやらその後、刑務所に入った工藤は、バスに乗車していた矢部英介が、和美よりも自分の娘・香織を先に助けて欲しいと懇願し、そのために和美の救助が遅れた、という事実を知り、矢部英介への復讐を企てるようになった、というのが工藤の誘拐の理由です。
矢部に自分と同じ思いを味合わせてやりたい、というのが狙いでした。
工藤の誘拐の理由に関する疑問
しかし個人的にこの誘拐事件の動機については疑問点が2点あります。
疑問1:なぜ救助状況の情報が漏洩したのか
まず一点は、矢部英介が娘・香織を和美より先に救助したと懇願した、などという極めて内密な情報が、果たしてどこから流れてきたのか、ということです。
そもそも、そんな情報を刑務所内に流すようなことを警察がするでしょうか。こうした現場でしかわからない情報で、しかも個人を特定するような情報を刑務所内で知る、という状況がかなり不自然だと言わざるを得ません。
普通に考えれば、そんな情報、逆に完全に伏せておくものではないでしょうか。
疑問2:矢部英介のしたことはそんなに酷いのか?
そしてさらに言うと、こうした“自分の娘を先に”という懇願は正直極限状態ならば、どの親でもしそうな気がするし、もし工藤と矢部が逆の立場だったら、工藤は和美を先に助けてくれと懇願し、矢部の娘・香織を見捨てたのではないかと思うのです。
なので矢部のしたことが極悪非道な、復讐されるべき行為とまではどうしても思えないのです。
なんだかんだいって親とは“自分の子どもが一番かわいい”ものでしょう。そしてそれは工藤が一番わかっているはずです。
なので、憎むべきは、バスの事故を起こす原因を作った人間であって、矢部英介ではない、と個人的には思います。
工藤の誘拐の理由まとめ
以上、「シグナル」での工藤の誘拐事件を起こした理由と、それに関する疑問点を述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。私はこの工藤の誘拐事件の動機に関しては、納得がいかないのですが、皆さんはどう感じられますか?