陸王 トンボマークは「勝ち虫」!

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足袋作り100年の老舗業者こはぜ屋は、会社の存続をかけて、ランニングシューズ「陸王」の開発に望みをかけます。
陸王 2話が放送されましたが、2話でこはぜ屋のシンボルマーク「トンボ」の話題がありました。
寺尾聡さん演じる飯山は、宮沢社長から渡されたパンフレットと宮沢社長が着ている半纏に興味を持ち始めて、屋号「トンボ」か、別名「勝ち虫」、縁起がいいんだろうなといいます。
「勝ち虫」ってどういうこと?
縁起がいいってどういうこのなのでしょうか?
そこで、こはぜ屋のシンボルマーク「トンボ」について調べてみます。
「トンボ」が「勝ち虫」と言われる由来
まずは「トンボ」の歴史から調べてみました。
「トンボ」の歴史
昔、雄略天皇が狩りの途中に、蚊に刺されてしまいます。そこに、どこからかトンボが飛んできて蚊を捕まえて、颯爽と飛んでいったといいます。
その颯爽として、勇ましい姿から、トンボは決して後退しない強い虫と言うイメージがつき、勝ち虫と言われるようになったようです。
その為、勝ち虫・トンボは、戦う戦国時代の武士に好まれるようになり、兜の前立てや武具の装飾に、トンボを使用していたようです。
有名な戦国武将からも愛されていた
前田利家の兜のトンボはかなりインパクトがあります。また、武具以外だけでなく、浴衣や仁平や着物の柄にも好んで勝ち虫・トンボを使っていたそうです。
「トンボ」の歴史まとめ
実は勝ち虫のトンボは、今でも、勝負運の強い虫、勝利を呼び込む虫、縁起の良い虫といわれていて、着物や和物の装飾品などによく使われているようです。
勝ち虫・トンボは結構絵になりますよね。可愛らしいけどピンとしている印象があります。
勝ち虫・トンボに込められた思い
トンボというと古くからあるトンボ鉛筆を思い出します。トンボ鉛筆のこの「トンボ」には、無限の成長という思いが込められているといいます。
トンボの一番の特徴は「前にしか進まない」という事です。トンボは、素早く飛び回る事はできるのですが、バックする事はできません。
トンボは、前にしか進めないので、常に前を向いています。
トンボは、不退転(信念を持ち、何事にも屈しないこと)の精神を表すとして、不退転の虫と言われる事があります。
その為に物事に取り組み意気込みを表す言葉として、不退転の覚悟があります。
こはぜ屋にとっての勝ち虫・トンボ
こはぜ屋の足袋にも様々な形で、トンボの形が登場します。トンボはとても馴染みの模様です。
こはぜ屋でも、縁起のいい虫として、トンボを会社のシンボルマークとしたのでしょう。半纏の後ろにあるトンボは大きくてとても印象が良いです
こはぜ屋の屋号にトンボを決めたのは、何事にも動じず、何事にも屈せず、自分の進むべき方向に向かって進むという強い思いが込められているのでしょう。
宮沢社長の陸王に対する決して諦めない思いにぴったりです。
こはぜ屋のシンボルマーク「トンボ」まとめ
3話は、シルクレイでソール作り始めると思いますが、問題はまだまだ山積みのようです。
茂木選手も陸王の良さを実感してくれると信じて、こはぜ屋みんなが不退転の覚悟を持って陸王を完成させてくれるでしょう。