もみ消して冬1話 “笑ドラ”は皮肉たっぷりのブラックコメディ?

もみ消して冬〜我が家の問題なかったことに〜

放送前に笑ドラと称されていたドラマ「もみ消して冬」。その物騒なタイトルとは裏腹のまさに笑ドラにふさわしいコメディドラマでした。

ただしよくよく見ていると、かなりのブラック・コメディ。なんだか凄まじい皮肉のオンパレードのような気もします。そ

こでこのドラマの“もみ消したくない”注目ポイントを列挙していきたいと思います!

オープニングテーマのバイオリンを奏でるのは、高嶋ちさ子さん

バイオリンの調べは高尚で気高い雰囲気なのですが、演者が高嶋ちさ子さん、と聞いて失礼ながらもなんだかこのドラマにぴったりなような気がしてしまいました。

高嶋さんのバラエティ番組での強いキャラが“もみ消して”というフレーズに被ってしまうのです。いろんな意味でまさにピッタリの演奏者と言えるのかもしれません。

新米執事役で水を得た魚のような千葉雄大さん

月9「民衆の敵」ではそのポテンシャルを十二分に発揮する機会もなく、無難に終わってしまいましたが、やっとやっと芸達者な千葉雄大さんがこのドラマで見られそうです。

まるで子犬のような愛くるしさで執事業務をこなす楠木も、物凄い顔芸で秀作に圧をかけるラストの楠木も最高でした!

もっともっとこの先も振り切って欲しいですし、クリーニング屋の手毛綱との絡みも楽しみです。

賄賂に防虫剤、のクリーニング屋・手毛綱

詮索好きのクリーニング屋として、アンジャッシュの児島さんが出演しているのですが、この手毛綱と楠木のやりとりがじわじわと面白いです。

情報を聞き出す賄賂が防虫剤って!好きなだけ持って行っていいって!主婦には嬉しい話ですが、正直飴ちゃんよりもヒドいかもしれません。

北沢家もあんな散策好きなクリーニング店に、洗濯を任せている時点で脇が甘すぎです。

父・泰蔵は女好きのようですし、洗濯物には時折秘密が隠されていますから、まずは口の堅いクリーニング業者に変えるべきでしょう。

平成の華麗なる一族の華麗じゃない真実

長男・博文はナルシストで、医者としての腕は良さそうですが、“目には目を、裸には裸を”という迷言を残してますし、長女の知晶は弁護士ではあるものの、家族のためなら違法行為も厭わない主義であるし、

今回問題を起こした父・泰蔵は、世間的にはこどもを全員東大に入れたカリスマ教育者であるものの、保護者の母親とは不適切な関係、足にはタトゥー。

本当に目を覆いたくなるような”華麗な“一族です。そして秀作も結局警察官でありながら父親の為に犯罪を犯す始末。

しかしこれはドラマなので、かなりデフォルメされてはいるものの、実のところ、世間への顔と家庭内の顔が全く別であることはよくある話ではないでしょうか。

そしてその世間の顔を保っていられるかどうか、つまり不祥事を”もみ消せるかどうか“は、もしかしたら財力と医者、弁護士、警察官、教育者、などといったある種、社会的地位の高い、権力を持っている人間(家)かどうか、にかかっているというのが現実なのかもしれません。

 

以上、「もみ消して冬」の見どころや注目ポイントをあげてきましたが、いかがでしたでしょうか。

土曜の夜に”華麗なる一族“の”華麗じゃない“舞台裏を気軽に楽しみつつ、人間の持つダブルスタンダード性みたいなものに、思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。

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