未解決の女 感想・あらすじ・ネタバレ 1話

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いよいよ女性刑事バディで事件を捜査していくドラマ「未解決の女」が始まりました。初回ゲストは中山美穂さん、風間俊介さん、渡辺いっけいさん、半海一晃さん、と豪華キャスト。
さてその気になる1話の内容を追っていきたいと思います。
「未解決の女」感想・あらすじ・ネタバレ1:怪しい夫が開始30分弱でシロに
10年前に殺されたミステリー作家の殺人事件。そしてその夫が再捜査を拒んだ様子だったので、早速怪しいということになるのですが、これが開始30分弱でもうシロと断定。
鳴海の小説からの文書解析が見事に的中し、夫はゴーストライターの存在を白状。妻の名誉の為にその事実をひた隠しにしてきたようです。でも10年の年月が夫の口を軽くさせたのでしょうか。
なんだかこのミステリー作家の周辺は後になってホイホイ口を割るなあ、と白けてきました。
ミステリー作家は不倫をし、ゴーストライターまで雇っていた、という重要な事実が、周囲の証言によって苦労なく突きとめられ、少し興ざめでした。
「未解決の女」感想・あらすじ・ネタバレ2:やはり風間俊介が怪しい!?
そして夫の疑いが晴れた時点で、今度は予想通りフリーライターMizukiがミステリー作家と繋がっていたという事実が浮かび上がってきます。正直意外性がなくかなりがっかりしてしまいました。
もっと夫の存在も最後までグレーゾーンで保って、揺さぶって欲しかったです。それにしても風間俊介さん、狂気の演技は本当に見事です。麻酔が効かず反撃に出るシーンは緊張感がハンパなかった!さすがでした。
「未解決の女」感想・あらすじ・ネタバレ3:波留&鈴木京香VS風間俊介
まどろっこしいことこの上なしなのですが、人間が苦手な鳴海の代わりに取り調べをする朋。まるで伝書鳩です。
しかし業を煮やした鳴海がとうとう降臨。かなり毅然とした態度で、饒舌に容疑者を追い詰めます。正直とてもコミュ障だとは思えませんでした。
ここまで立派に取り調べができるのになぜ朋を盾にするのか、理解に苦しみます。もう少し不器用な感じで鳴海に取り調べをして欲しかったな、と個人的には思いました。
しかし、一卵性の人間同士では筆跡が似る、というのは本当なのでしょうか。興味深いです。
「未解決の女」感想・あらすじ・ネタバレ4:オチは母親の息子への愛情
結局密室の殺人事件のトリックは、被害者自身が鍵をかけた、というのが真相でした。息子の犯罪を隠蔽するため、重傷を負いながらも部屋のカギを閉めてまわる母。かなりアナログなオチでした。
しかしよくあれだけの傷を負いながら歩けたなあ、とやや不自然な気も。それも母の息子への強い愛情がそうさせた、ということでしょうか。
「未解決の女」は音楽はかなり本格的な格式ある感じなのですが、その音楽で少しごまかしているような気もしてしまいました。
文書から捜査、といってもほぼ空想ですし、鳴海は社会性のある立派な刑事で変人でもないですし、思った以上に凡庸という印象。これからの2話以降に期待したいと思います!