ドクターX 「サイナス」の意味を解説

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ドクターXでは毎回、手術の終了時、麻酔科医の城之内博美(内田有紀)が「バイタル。血圧◯◯の◯◯、心拍数◯◯でサイナス。」と言うセリフをいいます。
バイタルは他の医療ドラマでもよく耳にする言葉ですが、「サイナス」についてはどういう意味?と思ってる方が多数いらっしゃるかと思います。
私もその1人でしたので、「サイナス」の意味について調べてみました。
ドクターX 「サイナス」の意味を解説
「サイナス」の意味の前に「バイタル」についておさらいします。
バイタルとは!?
バイタルとは、よく耳にする言葉で、意味は、「バイタルサイン(vital signs)」の略で、患者さんの生命に関わる基本的な情報で、心拍数、呼吸(数)、血圧、体温の4項目のことを、医療現場では、バイタルと略します。
サイナスの意味は!?
ここで、聞きなれにいのがサイナスと言う言葉です。サイナスとは、Sinus Rhythmのことで、サイナリズムの略称です。心電図を見て、不整脈がないという意味らしいです。
サイナスの意味をさらに詳しく
P波は心房の動きで、QRS波は心室の動きで、T波 は 次の拍動に備えて充電してる状態で、このサイナリズムが崩れて心臓のリズムになんらかの異常が生じると不整脈になってしまいます。
医療に携わる人は、心電図を読むスキルが必須です。サイナリズムはP波、QS波、T波の状態が正常な状態なので、心電図を読むもっとも基本的な状態といえます。
心臓の洞結節で発生した電気的興奮が心房や心室に正常に伝わりこれが一定のリズムで繰り返されてる状態です。つまり不整脈の無いことです。
手術には欠かせない麻酔科医
外科医はほぼ術野に集中しているので、患者に何かトラブルが生じた時は、麻酔科医が最初に発見して、対処します。このトラブルが生じた時の対処が遅れてしまうと患者の生命にかかわってしまいます。
しかし、手術中は大体状態は安定していますが、手術中に大量出血などの予期せぬトラブルが起きると非常に危険な状態になってしまうので、いつでも対処できるようにしておかなければなりません。
大門未知子も信頼する麻酔科医・城之内博美
博美は、危機管理とトラブル対処能力が高い麻酔科医だと言えるので、大門未知子も信頼をおいています。
麻酔科医は専門性が高く、基本的には開業できません。重症者には麻酔だけでなく、鎮痛剤の処方も麻酔科医が担当します。勤務医がほとんどですが、手術にはなくてはならない存在です
ドクターX 「サイナス」のセリフを言う麻酔科医・城之内博美とは!?
城之内博美は、今はフリーランスの麻酔科医ですが、「ドクターX」がスタートした時は、「帝都医科大学付属 第三病院」の医局員でした。
「名古屋緊急医療センター」に(左遷)異動が命じられ、それを機に「神原名医紹介所」に登録しフリーランスとして働くことにしました。
麻酔科医・城之内博美の実力
博美は、「ドクターX シリーズ1(1期)」から、大学教授に「あんた手術下手~!!どけ~!」と手術中に言うような「大門未知子」に、指名されるほどの麻酔科医としての腕の持ち主です。
手術の際は未知子が指名する程の実力の持ち主で、急遽麻酔範囲を広げることになった際にも、他の麻酔医が「できない」と言ったのに対して難なくやってのけます。
医療関係者の視聴者からは・・・
麻酔科医はれっきとした主役の仕事で、手術における助手でもなければサポート役でもありません。
医療関係者の視聴者から、博美をもっと前面に出していけば、もっとドラマが面白くなるという意見が多いようです。大門未知子は、格好いいのてすが、ギスギスしているところがあります。
そこで、柔らかい雰囲気の博美の出番を増やせば、ちょうどいい雰囲気になると言われています。